白菜のスープ
NHKラジオに出演したそう。
それは聞き逃したのだけど、
NHKのサイトに
収録の様子がアップされているというのでのぞいたら
伊藤比呂美さんの詩が掲載されていた。
一人なら大声をあげて泣けたのだけど、
夕べに限って息子在宅。
そうだ、お風呂が準備できてた。
急いで飛び込み、
湯船に顔を突っ込んでむせび泣く。
何ができたのかとか
何もできなかったとか
そんなことはもうどうでも良くて
ただただ父に会いたい。
側に居て小さな声で話がしたい。
やせ細った手を握り、
小さくなった体を思い切り抱きしめたい。
ただそれだけ。
終電に駆け込んで
駅からトボトボ歩いて行ったとしても
そこにはもう会いたい父は確かに居ない。
主のいなくなった古い家が
ただひっそりとあるだけだ。
1年が過ぎようとしているのに
私の中に
まだ受け入れなれないでいる私が居る。
もうじき88歳の誕生日。
by kon_412
| 2016-11-18 09:58
| 日々の徒然
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